「世界とつながる学び」自分ごととして世界の課題を考え、視野を広げる体験型プログラム

グローバルな視点を持つこと。それは教育者として、そして未来を担う一人の人間として、この時代を生き抜くために欠かせない力です。現在、紛争や迫害により故郷を追われた難民・国内避難民は世界で7,950万人、その約40％は18歳未満の子どもたちです。親や保護者を失い、ただ一人で逃れざるを得なかった子どもたちの現状に目を向けることは、「教育」としての学びを超え、人としての深い感性を育む機会となるでしょう。
マレーシア・ペナンでは、多様な文化が共存する中で、難民支援活動が展開されています。この地では結婚が早いこともあり、多くの子どもたちは現地生まれとして地域社会に根付いており、彼らへの支援は地域全体の希望を育むものでもあります。
教育や文化、価値観が交差するこの国で、自分には関係ないと思っていた事象を「自分ごと」として捉え、物事の本質を見つめ直す貴重な機会が得られるはずです。未来を担う若い世代や、次世代の教育を導く教職員の皆さんに、この経験を通じて広がる視野と豊かな感性を手にしてほしい。世界と向き合い、人とつながり、多様性を尊重するマレーシアで、共に学び、成長する時間が、きっと新たな可能性を開く鍵となるでしょう。

当日のスケジュール

渡航1週間前の週末（日曜日）オリエンテーション　オンライン　90分ほどあります

■1日目（Mon）

午前

• マレーシア・ペナン国際空港に到着
• ネームボードを持ったスタッフが空港でお迎え
• 専用車で宿泊先まで送迎、荷物下ろし休憩

午後

• オリエンテーション　　
• 自己紹介、ネームタグ、予定、注意事項、目標自己紹介、レポート提出について）
• イスラム教、アロヤさん談話
• 水上ムスク見学
• 夕食：フェリンギビーチのレストラン（各自）
• オンライン：　JICA国際協力　世界の実状を聴く
• フェリンギナイトマーケット　
• 自由解散　※未成年以外

■2日目（The）

午前

• ビーチクリーンボランティア活動参加
• 朝食：スリアナンダバワン　　
• 昼食とおやつ、飲み物など買出し（各自）
• 11：00～タンジョンブンガ出発、ロヒンギャ支援学校へ

午後

• 昼食：職員室
• 子どもたちへの日本語・英語学習サポートボランティア実践（2コマ）
  ・おやつの時間
  ・紙風船、ミニ凧揚げ、福笑等　日本の遊び体験を一緒に！
• 17：00　自由時間　各自

■3日目(Wed)

午前

• 料理研究家タリナと、モーニングマーケット訪問と朝食
• 昼食とおやつ、飲み物も買出し（各自）
• タンジョンブンガ出発、ロヒンギャ支援学校へ

午後

• 昼食　
• 子どもたちへの日本語・英語学習サポートボランティア実践（2コマ）
  ・浴衣着付け体験など
  ・おやつ時間
• 17：00　自由時間　（各自）

■4日目(Thu)

午前

• ラミラーンエンパワーメント　社会福祉施設見学　
• ホーカーセンター販売
• 昼食：ラミラーン特製　ナシレマ＋コンブチ

午後　選択式になります

• 伝統工芸バティック作り
• 小児病院訪問
• WCC訪問
• 保育園での職業体験

■5日目（Fri）

午前

• 朝食：ジョージタウンの飲茶　華人の歴史について知る
• シンガポールのデザイナー スーハンと談話

スーハンは、自身のデザインした洋服の製作を通じて、弱い立場にある女性たちの自立を支援しています。ファッションを超えた支援の輪が広がっています。

午後

• 昼食：レポート発表
• 世界歴史文化遺産の街ジョージタウン散策、お買い物など
• ペナン国際空港等へ移動

• HINBUS見学、買い物など
  帰国便まで各自自由行動
  延泊も可能です